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健康寿命を伸ばすためには?
人生100年時代といわれる中で、
医療技術などの進歩で、平均寿命は年々伸びてきていることは、
多くの人が実感されていると考えられます。
しかし、この平均寿命以上に重視されるべきなのは『健康寿命』です。
『健康寿命』とは、
『介護を必要とせず、一人で自立して日常生活を送ることができる期間』のことです。
つまり、『寿命』から『健康寿命』を引いた残りの期間は
『要介護』期間ということになります。
この平均値は男性で約9年、女性で約12年となっており、
男女いずれにせよ、人生最後の10年前後は、
誰かの助けがないと、生活がままならないということです。
この問題を解消するために重要となってくるのは、
いかに『健康寿命』の期間を伸ばしていくかで、
そのための鍵となってくるのは、やはり『運動』であるといえるでしょう。
定期的な運動習慣がもたらす利点
定期的な運動習慣がもたらす利点は多岐にわたります。
その主な効能としては、
□ダイエット効果
□肥満、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、がん等の生活習慣病予防
□骨粗鬆症を予防し、骨を丈夫に保つ(骨折リスクの低下から、寝たきりの予防にも)
□血管をしなやかにして、血圧を改善する
□脳の神経細胞を活性化し、認知症リスクの低下
□若さを保つ上での重要なホルモン分泌が維持される(成長ホルモン、テストステロン等)
□持久力が向上し、疲れにくくなる
□基礎代謝が向上し、太りにくくなる
これらは一部になりますが、
運動をすることでこれだけの効能があるということです。
やはり、ヒトが豊かで健康的な生活を送る上で、
運動が欠かすことができない重要な要素であることは明らかでしょう。
ちなみに『今まで運動を全くやってこなかったから、今更始めても遅いだろう』
と思われる方もいるかもしれませんが、
運動はいつ始めても遅すぎるということはありません。
つまり、運動習慣がなかった方が、
高齢になってからでも十分効果は見込めるということを理解しておくことが大切なのです。