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カフェインと神経伝達物質
カフェインには神経を興奮させる作用があります。
神経の信号を伝える神経伝達物質のなかにアデノシンというものがあり、
脳内では神経を休める作用を持っています。
カフェインはこのアデノシンの脳内での作用を弱めるものなので、
結果として神経を興奮させると考えられています。
よって、寝る前にカフェインの多く含まれるコーヒーなどを寝る前に飲むと、
睡眠の妨げになってしまうのです。
このような作用を持つカフェインですが、
睡眠に悩みを抱えている人であっても、
絶対にカフェインを避けるべきであるというわけではありません。
効果的なカフェイン摂取のタイミングは?
カフェインは、実感を伴う効果が持続される時間は4~6時間くらいで、
体の中に残っている時間は8~14時間と言われています。
このことから、朝にカフェインの入った飲み物やガムを使えば、
睡眠不足からくる眠気覚ましに効果があるかもしれません。
また午後の早い時間帯にカフェインを摂取すると
昼食後の眠くなりやすい時間帯に興奮作用が効いて眠気がとれ、
夜の眠りにつくのが難しい時間帯に興奮作用が切れることで、
眠りやすくなる効果が期待できます。
※カフェインの多く含まれるもの
⇒コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、コーラ、チョコレート、鎮痛剤、ダイエット食品など