人間の体のしくみから
音や光は快眠の妨げになることがわかっています。
例えば空港の近くに住んでいる人を対象に、
眠っている時の脳波で、脳の活動を見た実験があります。
この実験においては、
参加者たちは眠っていて飛行機の音は全く気付かなかったと言いましたが、
脳波上は飛行機が通るたびに脳の活動が記録されていました。
つまり、十分に眠ったつもりになっていても、
光や音があると、眠気や疲れが取れない可能性があるのです。
光に関わる習慣として
眠る前にテレビを見たり、
ゲームをしたりする人も多いと思います。
この習慣も睡眠で悩んでいる人には大敵となり得ます。
昼間に光を見ることと同じように、
テレビなどで明るい光を見ることは眠気を追い払うことにつながるからです。
またテレビやゲームで興奮した経験は誰にでもあるかと思います。
興奮は緊張や不安と同じで、
リラックスすることとは逆のことになります。
睡眠はリラックス状態が大切なので、
寝る前は興奮状態を避けておいたほうがよいでしょう。