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睡眠不足は肝臓を弱らせる
アルコールが肝臓を弱らせることはよく知られていますが、
実は睡眠不足も肝臓をダメージを与える要因の一つです。
肝臓は体に入ってきた添加物、化学物質、アルコールなどを解毒する工場のような働きをしますが、
これらの処理を行う際に活性酸素が大量に発生してしまうのです。
活性酸素は血管、臓器、組織を錆びつかせて
機能障害を引き起こすマイナス要因となります。
肝臓には活性酸素を消去する酵素が大量に存在しますが、
アルコールの多量摂取、または慢性的な睡眠不足によって肝臓への血流が妨げられると、
これらの機能が低下するため、体内にとっては不都合な要素が多くなってしまいます。
眠っているのに体が疲れる理由
ぐっすりと眠ったはずなのに、
朝起きた時に疲れが取れていないと感じることがありますが、
これは睡眠中の姿勢や、眠った時の心理状態、からだの状態が原因となります。
特に血行が良くないと、疲れが取れないことがよくあります。
人間の体内では眠っている時も絶えず血液が循環しています。
食事で体内に取り込まれた栄養素は消化・吸収の過程を経て、
エネルギーとして利用されたり、体を作る元になったりします。
この過程を代謝と呼んでいますが、代謝の過程においては老廃物も発生します。
呼吸で取り入れられた酸素は血液中に取り込まれて全身に送り出され、
細胞で発生した二酸化炭素などの老廃物は血液によって肺に戻され、
体外に排出されるため、血液循環が悪くなると、
代謝がスムーズに行われず、疲労を感じやすくなってしまいます。
金縛り、こむら返りについて
⇒心霊現象ではなく、医学的には『睡眠麻痺』と呼ばれ、
寝入り時に起きる『入眠時型』、起きる時に発生する『出眠時型』があります。
普通に生活しているとあまり発生しませんが、
不規則な生活習慣を続けたり、徹夜をしたり、
過度なストレスを感じていると、金縛りに掛かりやすくなるとされています。
特に3交代制勤務の人や、時差ボケになっている人は起こりやすいといえます。
金縛りはレム睡眠時に起こる、睡眠の誤作動です。
通常目覚めようとしたときは、筋肉は緊張して体を動かせる状態になっていますが、
この時に筋肉が弛緩したままだと、体が動かせずに金縛りにかかったと感じるのです。
睡眠中に起こるこむら返り、これは血行が悪く疲労物質が溜まっているために起こります。
予防にはカルシウムを取る、または睡眠前にマッサージ、ストレッチなどを行い、
血行を良くすることも効果的でしょう。
マッサージは末端から中心へ摩るのが有効です。