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睡眠中に脳の情報は整理される
睡眠は脳の休息と活性化の時間と言われています。
一般的にレム睡眠時は夢を見ていて、脳は活性化している時間と考えられています。
レム睡眠時に情報が整理され、有害な情報は消去されていきます、
これは生体の防御反応とも言えるでしょう。
またレム睡眠時は全身の筋肉は弛緩していますが、大脳は活動しています。
このため、レム睡眠は脳を目覚めさせる眠りと呼ばれているのです。
これに対して、ノンレム睡眠は大脳が修復されている『大脳の休息時間』と考えられています。
起きている間に受け取った膨大な情報を整理するため、
活動が抑制されているのではないかと考えられています。
さらに現代社会におけるストレスにより、大脳は疲労を蓄積しています。
ノンレム睡眠中は大脳の神経細胞が機能を回復させるための休息状態にあるとされているのです。
他にも睡眠はホルモンの分泌とも深く関わっています。
睡眠中に分泌されるものが多く、代表的なものに下垂体から分泌される、
成長ホルモン、黄体刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンなどがあります。
これらはからだの機能回復や新陳代謝、疲労回復に欠かせない重要なホルモンなのです。
『寝る子は育つ』といいますが、睡眠は正常な発育に欠かせないという、
科学的な根拠のある理といえるでしょう。
寝相の悪さは健康的な証拠
人は一晩に20~30回の寝返りを打っています。
寝返りは人間の生命維持にたいへん大きな役割を果たしています。
寝返りによって、血液、リンパ液、関節液の循環を促しているのです。
寝返りが打てない高齢者などは床ずれが起きてしまいます。
また寝ている姿勢が一定だと、床面に熱がこもりってしまうため、
体温調節の役割も果たしているのです。
また日中の活動で歪んだ、筋肉、背骨などを
自由に寝返りを打つことでリセットする役割があります。